2013.4.16 
3月21日、ホルダー型心電図検査で24時間の心電図を記録。3月22日、心臓超音波検査を実施。その結果を4月16日に確認。24時間心電図では、期外収縮が2回見られただけで、細動不整脈は見られない。術後の一年の観察で、異常は見られないので、「何か問題がでたら、またご連絡下さい。当院での次回予約は不要です」と、一往の終結宣言。

但し、「エコーで血液逆流がみられます」とエコーでの血液逆流の状況の説明を受ける。弁の働きが正常でなく、血液が逆流する心臓弁膜症との診断。今は、未だ心配する程の事でないとの説明。更に悪化すれば手術で人工弁を付けることになりますと、あっさりと説明される。

体の血管の石灰化が始まっているとの、CTでの診断から判断すると、動脈硬化で血管同様、弁も堅くなっている事は容易に考えられ、硬くなった弁が正常に作動する筈もなく、永年の高脂血症によるものだろう。ネット情報では、急な体重増加、疲れやすさに要注意とある。寝る時にも息苦しさが感じられたら危険状態との事。

薬で予防するとか、何かの症状を抑えるとかの状態ではなく、軽い適度な運動を心掛ける以外はもう術はない。

(3ヶ月の経過観察)

(一往の終結)

2013.2.12
無理をしたなぁという時、瞬間的に「ナニ」と、心臓の存在を感じる程度で全く好調。ただ、右足をあげると足の付け根に痛みを感じるようになった。術後の後遺症なのか先生に確認するが、カテーテル挿入は動脈でなく静脈であり、仮に詰まっても詰まった血管の横に新たな血管ができるそうで、腫れていない限り心配なしとの事。
術後、一年との事で、24時間心電図装着と、心臓と血流の状況を確認する心臓エコーを、3月21日に予定。

2012.12.11
二ヶ月毎にチュックの為、心臓病院通いだが行く必要も感じない程好調。一瞬、アレと思う事もあるが、その感じも瞬時に消え全く心臓に違和感を感じなくなった。術後半年過ぎて落ち着いて来たとい云う事であろう。感謝、感謝。

2012.8.14
24時間心電計(ホルダー)の結果は、心房細動はみられず、期外収縮と云う不整脈だけが観察されるとの事。期外収縮は一定の間隔で脈が飛ぶ最も軽い不整脈で経過観察で充分との事。要は加齢で無理をせず体調次第のボチボチスタイルで過ごしなさいとの事である。今後は二カ月に一度の病院通い。

退院後は、心臓の火傷後遺症でやはり3ヶ月はほぼ毎日不整脈を感じ、その間、頻脈性不整脈の薬「タンポコール」を一度だけ服用。ただ、正に3ヶ月が経過すると、不整脈を感じても直ぐ治まる感じになりほぼ正常な感じに戻った。血栓対策の血液サラサラ薬「ワーファリン」も3カ月後の6月19日に服用を止める事ができた。ただ睡眠不足、疲労原因で不整脈はおこるとの事なので、朝湯、朝寝の好き勝手な生活を心掛ける事としよう。

4ヶ月後の7月17日、24時間心電計(ホルダー)を装着。その結果次第で今後の治療方針が8月14日に決まる事となった。今回装着のホルダーは、入浴も可能で医療機器の進歩も凄い。

携帯型心電計

(退院)
退院は、3月28日(水)。手術後、1~2ヶ月間は、焼灼を行った部位に炎症が生じるため一時的に不整脈が出現する事があるとの事。毎日、自宅で携帯型心電計で心電図を。1~3ヶ月間は、血液サラサラ薬のワーファリンと抗不整脈薬のタンポコール錠の内服を継続し3ヶ月前後で心房細動の再発の有無をチェック。3ヶ月を過ぎても心房細動が出現するようであれば2回目の治療が必要となる事もあるよし。心房細動手術の成功確率は70%との事。大塚先生のケースでは350の術例で4回手術をした人も居るよし。3ヶ月の経過観察が必要。今回一回の手術で終わる事を祈るのみ。

(退院、今後の対応)

右足付け根に挿入されたカテーテルは三本と、穴も大きいので今回は前回よりも二時間長い八時間の絶対安静。動かせるのは両手と左足だけ。尿管の違和感もあり大変苦しい八時間であった。

(手術後の安静)

心臓内に挿入された四本のカテーテル。小さい丸い輪でアブレーションを。真中の上から下がっているのが食道に挿入された管。私の細動の原因は左肺静脈からきてたとの事。

8時半前、T字体と手術着で手術室に。手術台に寝かされ恥ずかしくも素っ裸にされ若い看護婦に除毛、尿管挿入される。大腿静脈から三本、内頚静脈から一本合計四本のカテーテルと鼻から食道に焼灼の具合を確認するための温度計が付いた管一本が挿入される。五本の管に繋がれる。右心房から左心房に通じる穴が開けられカテーテルを通してから全身麻酔。心房に穴を開けるまで体が動くと危険なので麻酔をしないとの事。大変恐ろしい事がなされるもの。麻酔後、50~60℃でアブレーション。

細動カテーテル心筋焼灼術の診療報酬点数は、31、350点。粗動は26,440点。食道癌内視鏡手術は、17,000点。細動手術は合併症の多い難度の高い手術との事。(総医療費は、¥2,385,030、内個人負担¥125,440)

麻酔から覚めた瞬間の、心臓に違和感のない爽快感は今でも忘れられない。手術をお願いした大塚崇之先生に感謝、感謝。

(手術) 3月26日 8:30-11:00

始めてお目に掛かる大変お世話になっている私の心臓。四ヶ所の赤丸印はアブレーションが施された場所。下部の赤印は、前回の粗動アブレーションの追加処置された場所。

新しい心臓血管研究所付属病院

心房細動を発生させる刺激は、左心房に付着している4本の肺静脈血管から発生している事が1998年になって分かり、肺静脈と左心房の接合部を焼く治療、肺静脈隔離アブレーションが考案された。その4本の肺静脈立体像を正確に把握するための心臓CT検査。

・心臓CT検査

左心房内の血栓の有無を確認するために、胃カメラと同じような 管を飲み込み食道の中から心臓の内部を観察する超音波検査。
血栓が確認された場合は手術ができない。

・経食道心エコー 

(前検査)

入院日:平成24年3月23日(金)

心臓血管研究所付属病院 
港区西麻布3-2-19    323号室

(入院)

一年半前の心房粗動不整脈治療の後、ここ一年、胸の違和感・圧迫感の不快に悩まされてきた。度々掛り付け医に駆け込んだが、期外収縮と云う放っておいてもよい不整脈と診断されていた。平成24年2月13日、遂に、心配していた心房細動不整脈と診断され、乃木坂から西麻布に移転した心臓血管研究所付属病院にて3月26日、心房細動不整脈治療の「カテーテル心筋焼灼術」を受ける事になった。

心房細動になると、心房はけいれん状態となり、心臓は正常な収縮ができない。そうすると心房から心室に血液をうまく送り出せずに心房内に血液の「よどみ」が生まれ、血の塊(血栓)ができやすくなる。血栓が大動脈から体の中を駆け回り、脳や心臓の血管に詰まると脳梗塞や心筋梗塞となってしまうので治療が必要な恐ろしい不整脈なのである。

心房細動不整脈治療 (平成24年3月23日~28日)

心房粗動不整脈治療 (平成22年8月3日~5日)

退院は手術翌日の8月5日退院。今回の手術で、心房粗動不整脈は除去できた。しかし、心房細動には対応出来ていないので心房細動が出た場合は、先ず1.脳梗塞予防の為、ワーファリンを服用する事。ただ、この血液サラサラ薬は一旦服用すると医者管理の下、一生服用する必要がある。2.不整脈対応のサンリズムを服用する。心房細動は、粗動と違い薬で対応し易い。薬で不可の場合は最悪カテーテル手術で再度対応する事とする。唯、この手術はここ四、五年で確立したが、合併症も多い相当難度の高い手術との事。

(退院、今後の対応)

右頸と右足付け根にカテーテルを挿入した穴が開いているので五時間の絶対安静。動かせるのは両手と左足だけ。手術同様この安静姿勢は苦しかった。

(手術後の安静)

絶対安静の苦しい姿勢

頻脈性不整脈の外科的治療には「カテーテル心筋焼灼術」。大腿静脈から直径2mm程の管を心臓内に挿入し、不整脈の原因となる異常な部分に高周波電流を流し焼灼する。

11時半過ぎ、T字体と手術着で手術室に運び込まれる。待っていた先生方は何と10人強。人数と大変な設備に驚く。手術台に寝かされ恥ずかしくも素っ裸にされ若い看護婦に除毛される。大腿静脈から二本、内頚静脈から一本(焼灼の具合を視る為)合計三本のカテーテルが挿入される。局所麻酔なので何が行われているか全て分かり不気味。焼灼の時は心臓が痛く我慢できず鎮痛剤を。一時間半弱で手術は終わる。

カテーテル心筋焼灼術の診療報酬点数は、26,440。食道癌内視鏡手術は、17,000点。これだけでも、この手術の大変さが分かろうと云うもの。

不整脈原因で血栓が心臓にある場合、手術でその血栓が飛び動脈血栓症(脳梗塞など)の恐れがあるので、血栓有無確認の為、入院当日「径食道エコー」内視鏡検査を受けたのだが、これがとてつもなく苦しかった。

(手術) 8月4日 11:40-13:00

私の心臓に入っているカテーテル三本。左に写っているのが背骨。カテーテルがある所が心臓だが、心臓は写らない

入院日:平成22年8月3日

心臓血管研究所付属病院 
港区六本木7-3-10   528号室

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(入院)

五階 ナース・ステーション

不整脈とは

そもそも心臓は筋肉でできた臓器で、その筋肉にかすかな電気が流れて興奮し、動く仕組みになっている。右心房にある洞結節というところで電気がつくられ興奮が心房内の心筋を通り房室結節へと伝わり心室の収縮を起こしている。興奮が正常に伝わらないと不整脈になる。例えば、心房粗動という不整脈は、心房の中で電気がループしてぐるぐる廻って電気が房室結節に正常に伝わらない頻脈不整脈。心房細動不整脈は、心房の筋肉の各部分が無秩序、不規則に興奮している状態で、この無秩序な興奮が心室へと伝達されることで脈が不整となる。

私の場合、正常・心房粗動・心房細動が行ったり来たりしている状況であった。

その10年後、再発に見舞われ、面倒な事と。

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二年前、平成20年頃から不整脈で悩んでいたが、数時間で治まるものだからだましだましきていた。ところが、正に癌治療が終わり退院後の予後確認の翌日、7月28日から久し振りに不整脈が訪れ、今回は治まる事無く、一分150回ほどの頻脈が数日続いた。

紹介頂いた六本木の厳しい名の心臓血管研究所付属病院を8月3日外来で訪れた。何とその日に何の準備も無いまま入院。翌日、カテーテル手術となった。

心臓血管研究所付属病院

不整脈治療